小田原城本通り活性化協議会|小田原城下町をもっとディープに!駅前商店街とお堀端商店街を中心に小田原の情報をご紹介

小田原

小田原の伝統と職人を守るお土産屋。平井商店

1920年10月。1920年といえばまだまだ大正の時代。熱海線(当時)小田原駅は開業しました。
平井商店の歴史もまた小田原駅と一緒に歩んできました。
平井商店は小田原駅の開業に合わせ、今の場所でお店を開きました。当時は、箱根寄木細工の商品、わさび漬け、こけしなどの工芸品や食品を箱根のお土産として売っていました。

今はお土産として販売している商品の種類は幅広くなりましたが、昔と変わらず、箱根寄木細工やこけしといった工芸品の販売は行っており、海外の人を始め人気を集めています。最近では、海外に留学に行く学生がホストファミリーへのお土産として買っていく傾向もあるようです。

今も昔も人気の工芸品箱根寄木細工とその秘密

自然の樹の色を活かし、幾何学模様を作り出す。それが箱根寄木細工です。 寄木細工とは、その名の通り「木を寄せ集めて」つくる工芸品のことですが、魅力は美しい模様だけではなくその秘めたるからくりにあります。

一見すると美しい箱ですが、空けようと思うと一苦労。特殊な工程をたどらないと、箱は空きません。そこには職人の遊び心と技術と歴史がつまっています。

実際に開けるをチャレンジしたいところではありますが、実はすでに失われてしまった技術によって作られた箱もあるため、力ずくでためししてしまってはいけません。お店の人に声をかけ、しっかり箱が空くまでの不思議を見せてもらいましょう

人気商品

昔ながらの田舎梅干し

梅の神奈川県内収穫量1位を誇る小田原。
小田原の梅干しは、紀州の梅干しと比べると硬めで歯ごたえがあるのが特徴です。お店の一押しは何といっても昔ならではの塩だけをつかった酸っぱい梅干し!

ご飯のおともに最高です!

温泉まんじゅう

箱根のお土産として大人気の温泉まんじゅう。素朴で懐かしい味が今も変わらぬ人気をほこります。

箱根寄木細工

からくり箱だけでなく、日常使いもできる商品が国内外問わず大人気です。とくに箱根寄木細工の模様のマグネットや御盆は持ち運びも便利で海外へのお土産として注目を集めています。

職人と伝統を守るため

お土産屋さんは、観光客に思い出の品を売っているだけではありません。
売られている工芸品はどれも小田原を代表するもので、文化であり歴史です。
工芸品の多くは平井商店さんのようなお土産屋さんを通し、多くの人の目に留まります。
多くの人の目に留まり、購入されることで職人はさらに作品を作ることができるのです。
平井商店さんは、「小田原の職人さんを守る、伝統を後世につたえる役割を果たしたい」とおっしゃっていました。
観光の帰りに、箱根・小田原のお土産をみるその足で、ぜひ小田原が誇る伝統工芸に触れてみてほしいです。

店舗概要

店舗名平井商店
住所神奈川県小田原市栄町1丁目2−1
営業時間10:00~16:30(水・木定休日)

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